境界線
私と男友達の関係性はとても微妙なものでした。
指1本で背中を突かれたら「恋人」にも「友達のまま」にも「縁を切る」にも当てはまるように感じていました。
彼と私は出会いSNSで話もよく合いましたし、感覚的なものが良く似ていました。
そういった本能的なところが似ているのって、一緒にいても疲れることもありませんし、一緒に居ても「自然な自分」でいられるんですよね。
その自覚は私にもありましたし、彼もそういってくれていました。
ただ1つ、分らなかったのは彼の気持ち。
彼は「当たり障りの無い態度」しかとりませんでしたので、私のことを異性としてみてくれているのか、それとも出会いサイト友達としてのみなのかも分りませんでした。
私はとっくに彼の事を好きになっていたのですが(苦笑)「分らない」その思いは、次第に「彼の境界線探し」になっていきました。
彼の「恋人と友達のライン」は何処にあるのか。
そして私はどこまで踏み込んでいいのか・・・そう思い悩むようになっていました。
考えても見つけられないし見えない境界線。
こうなったら仕方ない。
自分の気持ちをぶつけてみようと思いました。
もしかしたら、それで「絶縁」になるかもしれないという覚悟をして。
「言わせてごめんね」彼はポツリといいました。
「○○ちゃん(私)がどう思ってるのかとラインが見えなくてさ・・・告白する勇気が出なくて」そう笑う彼。
お互いに気にしていた境界線。
そんなところまで似ているんだねと、思わず笑ってしまいました。